代行ビジネスで「あったらいいな!」は危険

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 「重要!ビジネスの基本6パターン」では、あらゆるビジネスは6つのパターンに集約できることを解説した。今回はこの6パターンのうち、代行ビジネスについて解説する。

 代行ビジネスは本人に代わって、いろいろな作業や手続きを実行する業態ある。司法書士や弁護士、税理士などは代行業のひとつである。またお金の決済や営業活動などさまざまな仕事に代行業が存在している。

 代行ビジネスも広い意味ではサービス業のひとつということになるが、貸し出しビジネスと同様に、独立した業務パターンとして取り上げている。

「ないと困る」ものか「あるとすごい助かる」ものがよい
 代行ビジネスのよいところは、どのようなニーズがあるのか想像しやすいところだろう。仕事を持つ主婦にとってベビーシッターに対するニーズがあるのは明らかである。
 ニーズを明確に想像できるとビジネスプランは立てやすくなる。その意味で代行ビジネスは企業・独立を目指す人にとってよい分野といえる。

 人がわざわざ他人にお金を払ってまで、何かの仕事を肩代わりしてもらうというわけだから、そこには明確な理由があるはずである。
 代行ビジネスが成立するのは、基本的に以下のうちどちらかである。

 ①ないと絶対に困る
 ②あるとすごい助かる

 例えば弁護士は、法律で弁護士しかできない業務が規定されており、その業務については弁護士がいないと絶対に困るのである(弁護士は法律によって儲けが保証されているといってもよい)。
 ベビーシッターは法律で保護されているわけではないが、そのような環境に置かれた母親にとっていないと困る存在なのは間違いない。

 ないと困るというものは確実にビジネスになる。だがニーズがあることが誰の目にも明らかなので、弁護士のように部外者が参入できなかったり、競合が多くなったりするという欠点がある。

「あったらいいな」は意外と難しい
 これが家事代行となると、必ずしもないと困るというわけではない。人は現金なもので「あったらいいな」くらいのものにはなかなかお金を出さないのである。

 家事代行もサービス内容を工夫して「あったらいいな」ではなく「あるとすごい助かる」というレベルまでサービス内容を向上させれば十分にビジネスとして成立するのだ。

 理髪店はサービス業のひとつだが、考え方によっては、髪を切るという業務を代行するビジネスと捉えることができる。

 理髪店は弁護士ほどではないが、法律で守られていて新規参入が難しかった。昔からやっている床屋さんばかりだったのである。

 昔はないと困る存在だったのでだまっていても客が来た。だが、美容院が男性向けのサービスを拡充したことで、どんどん客足が遠のいてしまった。もはやないと困る存在ではないのだ。
 斜陽産業となった理髪店の中で唯一元気なのは1000円カットサービスの理髪店だ。今まで平気3000円から4000円取られていたところが1000円で済むというのだからインパクトがある。1000円カットの理髪店は「あるとすごい助かる」業態に転換することに成功したのだ。

 代行に関連するビジネスを思いついたときは常に考えて欲しい。そのサービスは「ないと困る」ものなのか「あるとすごい助かる」ものなのか、それとも「あったらいいな」というものなのか。
 「あったらいいな」というものは、競合は少ないかもしれないが、思ったほどニーズがない可能性もあるのだ。

【参考記事】
重要!ビジネスの基本6パターン
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