お金には性格がある

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 前回は「出資」と「融資」の違いを説明したが、同じ「出資」や「融資」でも出所によってお金の性格は大きく変わってくる。

 資金調達をする場合には、出資と融資の違いだけでなく、出所によって変わるお金の性格も考えなければならない。

内部のお金は自由度が高い
 お金の出所には、大きく分けて、以下の7種類がある。マジメな本などには書いてないが、お金の世界では常識である。

 ①完全自己資金
 ②親のお金
 ③親類からのお金
 ④友達からのお金
 ⑤ファンドからのお金
 ⑥銀行からのお金
 ⑦街金・ヤミ金からのお金

 基本的には融資であれ、出資であれ①と②でカバーできれば理想である。融資であっても親からであれば事実上返済期限はないし、出資の場合も、親とは話し合いができる。実際、小規模な起業の多くは、自己資金+親の資金というパターンが多い。親からの資金は事実上の自己資金として考えてよい。銀行などプロの金貸しも、そのように解釈している。

 意外に多いのが、自分の親ではなく、義理の父親からの援助というパターンである。かわいい娘が苦労するのを見たくないのか、娘の旦那さんの事業にお金を貸す人は少なくない。ホリエモンも創業資金は、当時の婚約者の父親から出ている(結局、結婚には至らなかったが・・)。

 相手との関係性にもよるが、親類からの援助も自己資金に近い存在といってよい。親と異なり、トラブルになる可能性もあるが、ここまでは内部のお金と考えてよいだろう。
 内部のお金の最大のメリットは何と言ってもその柔軟性である。もちろん借りたお金は返さなければならないが、身内であれば相当ムリがきく。とにかく身内からできるだけお金を集めることが重要だ。

外部のお金はコントロール不可
 ④から以降は、お金にまつわる世界では、外部のお金として認識される。他人の場合には、相手の状況をこちらでコントロールすることができないという大きなリスクがある。

 理解ある親しい友人からの出資、融資であっても話はそう簡単ではない。
 結婚、出産、転勤、親の死亡など、状況が変わり、突然返済を迫られるというケースは多い。④以降からお金を調達する場合には、常にそのリスクを考えておかなければならない。

 ⑤は主にベンチャーキャピタル(VC)などのことを指す。大規模な資金を一気に集めたい場合には、VCがもっとも有力が資金調達手段である。VCについては、また別の記事で説明するが、出資と引き換えに経営権のかなりの部分をVC側に握られると思った方がよい。

 外部からの資金調達では、⑥がもっとも多いパターンだろう。銀行融資についても別の記事で詳しく解説するが、実績がない会社の場合には、個人保証や担保の提供は必須となる。

 ⑦については、よほどのことがない限り、手を出さない方がよい。実際、事業が苦しくなって手を出す人が多いわけだが、貸す方もババ抜きゲームであり、いつか倒産することが前提となっている。ここに手を出すまで追い込まれたら、素直に自己破産する方がベターだ。

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